今後の課題

水力、火力、原子力といった従来の発電方式は、大規模な発電所を設けて発電し、そこから各電力需要者に電力を一手に供給する、という大規模集中型の発電方式です。

これに対して、太陽光発電の場合には小規模なものであれば発電所を必要とはせず、建物の屋根や屋上などに発電用のパネルを設置して発電することができますから、そのための用地はほとんど必要とはされません。

もっとも、太陽光発電も大規模発電となるメガソーラーの場合には、広大な用地を必要としますから、そのための土地の取得が大きな障害となってきます。

しかし、太陽光発電の最大の強味とは、火力や水力、原子力といった既存の発電方式とは違って、発電所からの電力供給方式ではなく、小規模分散型の自家発電ができてしまうところにあります。

これは、電力を必要とする各家庭や企業などが、自分の家や社屋の屋根や屋上に太陽光パネルを設けて自家発電してしまうことで、発電所からの電力供給に頼らずに、自家消費する電力を自前で供給してしまうということが、太陽光発電では可能であるためです。

太陽光発電の主流は、こうした小規模分散型の自家発電方式にあるわけで、メガソーラーのような大規模集中型の太陽光発電は、従来型の発電所による電力供給方式に倣っているものと言えます。

従って、今後の太陽光発電の展開を考えるならば、小規模分散型のものと大規模型のメガソーラーとを適材適所でバランスよく普及させるための、グランドデザインにもとづいて計画的に行ってゆく必要があるでしょう。

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